ヘーリット・トーマス・リートフェルト/ Thomas Rietveld

1929年 コペンハーゲンで生まれる。彼のデザイナーとしての足跡は、若いときからその才能を発揮し鬼才といわれた。ポール・ケアホルムのデザインは、それまでの世代のデザイナーの殆どが木を素材としてデーニッシュデザインを確立してきたのに反して、スチールを素材として用い、繊細で鋭いディテールの処理と厳格なプロポーションと線の処理は他のデザイナーの追随を許さない。


Zig-Zag ジグザグ



背部・座部・支持部・底面の4つの木材がリズミカルに連続して、Zを逆さにしたような独特なフォルムを形成しています。造形運動「デ・ステイル」から影響を受けリートフェルトが目指した究極的にシンプルなデザインは、一流の職人でもあったリートフェルトの優れた木工技術があってこそ可能になりました。1971年よりカッシーナ社に版権が委託され、復刻生産されています。


ヘーリット・トーマス・リートフェル Zig-Zag 激安購入

Red And Blue レッド・アンド・ブルー

水平と垂直に交差した角材は黒、長方形の木口は黄、背面は赤、座面は青。シンプルな部品とカラーリングの組み合わせながら、繊細なニュアンスを感じさせる椅子です。家具職人だったリートフェルトは、当時オランダで巻き起こった芸術運動『デ・ステイル』に加わり、この『レッド・アンド・ブルー』や世界遺産にも登録されている『シュレーダー邸』を制作しました。リートフェルトはデ・ステイルの中心的人物ピエト・モンドリアンの絵画からインスパイアされ、モンドリアンの新造形主義を三次元へ投影する最初の試みとしてこの椅子をつくりあげました。デ・ステイルの中心的人物ピエト・モンドリアンは三原色と水平・垂直の黒い直線からなる抽象画で有名ですが、決して斜線を用いる事はありませんでした。しかしリートフェルトは、座面と背面に絶妙な角度をつけて座り心地の良い椅子に仕上げました。リートフェルト自身はこれを「妥協」と評しています。しかし結果的にレッド・アンド・ブルーは美術作品ではなく歴史的な名作家具となりました。またリートフェルトは新素材を取り入れたり今までにない構造を考えるだけでなく、いかに安く作れるかを重視していました。この椅子も、構造的には伝統的な折りたたみ式のベッド・チェアを下敷きにしています。角材と板材も安く手に入るもので作っていたために、制作初期には作るたびにサイズが異なるほどでした。





ヘーリット,トーマス,リートフェルト,Thomas,Rietveld,経歴,デザイナーズ,家具,名作,プロダクト,紹介,Zig-Zag,ジグザグ,Red,And,Blue,レッド,アンド,ブルー,インテリア,家具,通販,リプロダクト,激安,


デザイナーリスト






デザイナーズ家具コレクショントップページ